ハロ(日暈)と呼ばれるを捉えた写真です。

太陽の周りに現れる虹色の光の輪のことをハロ(日暈)と呼び、大気光学現象の一つです。
空の高い所に広がる「巻層雲(薄雲)」を構成する氷の粒が太陽光を屈折させることで発生します。
ハロが見えると、その後低気圧や前線が近づいてくることが多いため、「天気が下り坂になるサイン」として古くから知られています。
個人的にはハロは、幸せな幸運を呼ぶ虹に見えます。
☼エッセイ
見上げた空に、うっすらと広がる白いヴェール。
そのなかに、太陽をそっと囲む光の輪「ハロ」を見つけると、特別な招待状を受け取ったような気持ちになります。
それは巻層雲という高い空の氷の粒が光を屈折させて見せる、ごく自然な物理現象です。
けれど、あの淡く輝く虹色の輪には、説明しきれない「心の栄養」が詰まっている気がします。
「下り坂」という名の、恵みの予感
古くからハロは「天気が下り坂になるサイン」と言われてきました。
「これから雨が降るのか」と少し残念に思う人もいるかもしれません。
でも、視点を少し変えてみると、それは「乾いた大地や植物たちが待ち望んだ、潤いの時間が近づいている」という優しい予告でもあるのです。
激しい嵐が来るのではなく、まずは光の輪で「もうすぐ雨が届くよ」と教えてくれる。
空の粋な計らいだと思う。
変化を楽しむ心の余裕
空が刻一刻と表情を変えるように、私たちの日常も常に変化の中にあり、ずっと晴れの日が続くわけではないけれど、雨の日があるからこそ、次に差し込む光をより一層まぶしく、愛おしく感じることができます。
ハロを見つけたとき、私たちは無意識に足を止め、顔を上げます。
忙しい日々のなかで、ほんの数十秒でも空を仰ぎ、自然が描くアートに心を動かす。
その「心の余白」こそが、私たちを幸せにしてくれるのかもしれません。
次に空に光の輪を見つけたら、「明日は恵みの雨かもしれない。今日はこの光の輪を、楽しもう」
変化を恐れず、むしろその兆しを「美しい」と感じられる感性があれば、どんな空の下でも私たちは幸せで居られる。
