静寂の中、琴似神社の冷たい石段を一歩ずつ踏みしめる。
手水舎で清めた指先が、冬の凛とした空気を切り裂くように清々しい。
拝殿の前に立ち、深く一礼。目を閉じると、都会の喧騒は遠のき、ただ自分と神様だけの世界が広がる。
「今年も、ささやかな幸せが続きますように」
心の中でそう願う。
幸福とは、遠い理想郷ではなく、この一瞬、こうして健康な体で新年の挨拶ができることにあるのかもしれない。
願い事を終え、静かに目を開けると、風に揺れる注連縄(しめなわ)が、新たな一年への希望の光のように感じられた。
北海道札幌市西区琴似町在住 日常の写真や動画を中心に活動しています。アイヌ語でコツネイ=琴似