快晴の琴似。
最高気温は30度まで上がると聞いていたけれど、肌を撫でる風は驚くほど爽やかで、差し込む日ざしの熱さを、どこか遠くへ押し流してくれるような心地よさがある。
首から下げたカメラを持ち直し、いつものように歩き出す。
街の景色は、季節のグラデーションを映しながら少しずつ表情を変えていく。
ビル群の隙間から覗く澄んだ光と青空、木漏れ日が揺れる歩道、行き交う人々の影。
汗ばむ陽気の中にも清々しさが同居する。
レンズ越しに見つめる琴似の街並みは、見慣れているはずなのにどこか新鮮で、今日という日だけの愛おしい一瞬に溢れていた。





