夏ならではの不安定な空が広がる今日、時折激しいスコールが街を叩きつける。
傘を持たずにすっかりずぶ濡れになり、苦笑いを浮かべながら走る人々の姿が印象的だった。
無事に帰宅し、マンションの窓からふと外の景色を眺めてみる。
そこには、夕方のオレンジ色の光をいっぱいに浴び、天に向かって雄大にそびえ立つ入道雲の姿があった。
さっきまでの激しい雨が嘘だったかのように、光と影をまとった雲はただ圧倒的な存在感を放っている。
その中に街の様子をうかがう様にヘリコプターが飛んでいた。
荒々しくも美しい自然の気まぐれに心を奪われながら、夏という季節が持つ生命力の力強さを、しみじみと実感する夕暮れだった。







